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観てはいけないテレビ番組ランキング

皆さん家でテレビは観ていますか?

 

私は見てません。子供の頃は観てましたが。

 

大人になってからテレビ観たいと思ったこともありません。

 

単純にテレビ番組に興味がない、というのが第一なのですが、その背景にはテレビ番組の多くは商業的戦略に基づいて構築されるためいわゆる"ヤラセ"や歪曲報道などが当然のように含まれている、という事実があります。

 

昨日、『科学する麻雀』著者のとつげき東北さんがTwitterでこんなことを仰っていました。

 

「頭悪い人の共通点としてテレビを観るっていうのがあるよね」

 

これを見て各々感想はあるでしょうが、私個人の感想としては

 

テレビを観る、までは共通ではなく人それぞれ。

 

テレビで得たの情報を鵜呑みにする、というのが頭悪い人の共通点ではないかと思いました。

 

先に述べた通り、テレビ番組はヤラセや歪曲報道(誇張表現なども含む)が当たり前です。

 

これは事実です。テレビ番組の内容を疑って、テレビ以外からの情報を集めたり検証したりしたことがある人なら説明は不要でしょう。

 

ただ、テレビ番組で配信されているものが100%悪ではありません。

 

私が観て楽しい、観る価値があると思うものもいくつかあります。

 

というわけで、会話のネタや暇つぶし、家族とのコミュニケーションツールの一部としてテレビを観る方々向けに「観てはいけないテレビ番組ランキング」と「観る価値がある(他人に推奨するほどではない)テレビ番組一覧」をまとめてみました。何かのご参考になればと思います。

 

■観てはいけないテレビ番組ランキング

※個人の主観に基づくものです。歪曲報道率は見たことある番組から得た推定値。

 

1位

健康法などのためになる系

 

→歪曲報道率95%。あるテーマを掲げ、それを掘り下げていくスタイルが多い。テーマ自体がウソの情報に基づくパターンと、掘り下げていく過程でウソの情報を混ぜていくパターンがある。

マイナスイオンなどの正体不明の横文字について語ってるタイプの番組がまさにこれ。※マイナスイオンという科学物質は存在しない

このタイプの番組の多くでは、名前聞いたことがない専門家が適当に喋ってあたかも本当のことであるかのように見せかける"権威付け手法"が採用されている。

ちなみに私は子供の頃、晩御飯の時間にこういった番組が流れていたので観ていたが、「断食ダイエット」というのを熱弁した数ヶ月後に同番組内で「断食ダイエットは間違っている」と語っていた。ここまでくると笑わせるためにやっているある種のエンターテイメントなのかもしれない。

 

2位

政治・経済など難しいテーマを語る系

 

→歪曲報道率80%。

報道番組の1部であったり、特番として長尺使ったりと様々なタイプで放送される頭悪い人たちから長年愛されている番組。

なぜ頭悪い人が好むのかというのは、番組内で政治家を批判したり、マジョリティを批判するシーンが多いというものが1つの要素としてある。

そして語られる内容の多くは事実を掘り下げていったものではなく、視聴者が観て喜びそうな発言ありきで、そこに向けてウソの情報を織り交ぜながら脚本化されたものである。

批判の材料となるものや自身の考えが論理的に正しいものであれば批判はしてよいのだが、テレビ番組内で批判したところで政治も経済も何も変化しない。なので株取引やFXなんかをやってる人が情報を集めるのにすら適さない。

語彙力が低い方々でも言いたいことが何となくわかるような単語を使いセリフを脚本化しており専門用語とわかりやすい表現のバランスが上手く取れていて、観たあとに頭よくなった気になれるというのも頭悪い人たちから人気の理由の1つ。

 

3位

ドキュメンタリー系

 

→歪曲報道率100%

歪曲報道率だけなら他の追随を許さぬ100%。

大家族密着・親子の再開などに代表される感動系が最も多く、感動的要素が多ければ多いほどヤラセ率も高い傾向にある。

有名な番組で警察24時というのがあり、感動系ではないがヤラセ率100%という驚愕の内容となっている。※実際24時間以内にいくつも事件が起きたりしない

最初は本当にあった話を軸にしていたのだが、感動などのなにかしらの盛り上げ要素がなければ番組の味が薄くなる→視聴率の期待値が下がる→利益率が下がるため、プロデューサーは一生懸命に盛り上げ要素入れた結果、事実ベースでのドキュメンタリーだったはずが事実とは大きくことなる要素の大半を占めているパターンもある。

※歪曲報道率が100%でありながら上2つよりも下位なのは、その番組から得られる情報が実生活に及ぼす影響が低いから。

 

4位

雑学系バラエティ

 

→歪曲報道率80%

バラエティ番組は基本的にくだらないことを喋っているだけで生産性はないけれど逆に負の影響も少ないので家族とのコミュニケーションツールとしてはそこそこの評価だと思っています。

しかし雑学系は事実ではなく、多くの人が面白いと感じ、事実の裏付け確認をしないであろうことを語るのが基本である。

雑学なんて今まで何度も語られてきているため、本当のことだけ取り上げるのは限界があるからだと思われる。

所詮雑学なので、実生活への影響度は低い場合がほとんどだが、知識として間違ったことを教えこまれるのはよくなのでこの順位。

個人的に1番ひどいと思ったのは各都道府県の県民性?などを雑学として紹介する番組。

福岡県民は立ち上がるときに必ず「ヤー」と言う、←言わない。体育の時間だけだ。なめんな。※"必ず"と言っていた。

 

 

5位

サスペンスドラマ

 

→完全なフィクションのため歪曲報道率の計算対象外。

普通のドラマは観たい人が観ればいいと思います。ドラマについては以下の「観る価値がある番組」で。

ただ、サスペンスだけはナンセンス。

理由は単純で"なにかしらの理由と共に人が殺されるから"。

サスペンスの醍醐味は事件解決までの間の犯人を追い込むところにある、との見方が多いですが、「自己中心的な理由で人を殺す」「人を精神的に追い詰める」といった要素を楽しく見ていられる神経がイマイチ理解できない。

こういったコンテンツを何度も見ていると、フィクションとはいえ感情移入してしまいサイコパスのような精神が育ってしまうと危惧しています。

 

 

番外編

FBI超能力捜査官

 

番組のカテゴリではないですが、主に3位のドキュメンタリー系で登場します。

FBIに超能力捜査官という部隊はないし、FBIはアメリカ国外での活動を禁止されています。

この言葉が出てきたらその番組は頭悪い人向けに作られているんだと認識した上で観るようにしましょう。

 

■観る価値がある番組

 

さきに結論を言うと、芸術的な観点で楽しめるものは観る価値があるいい番組だと思っています。以下具体例。

 

・お笑い系(ネタ番組など)

何らかの理由で絶対にテレビを観ないといけない、という状況になったときはお笑いをオススメします。

笑うことが精神衛生面から健康によく、芸人が独自の発想で視聴者を笑わせるため間違った情報の介入がないからです。

コントや漫才をやるネタ番組が特にオススメなのですが、笑点なんかでもいいと思います。ガキの使いなどのドキュメンタリー型は妥協ライン。

お笑いはテレビで配信されるコンテンツの中でも低レベルだと評価している頭の悪い方々が一定数いらっしゃいますが、他のテレビ番組は基本的に作家が作った脚本通りに動いて喋っているものがほとんど(ノンフィクションだと謳う番組でも基本脚色されています)なのに対して、お笑い芸人は自分たちの独創的な発想をベースに自分でネタを作りそれを配信してるのでクリエイティブなことをやっているわけです。

※ネタによってはテレビ制作会社の都合で表現を変えないといけないなど、曲げられてしまう要素もありますが。

クリエイティブという点で見ればお笑い芸人が自分たちの発想で人を笑わせるという行為は芸術家が芸術作品を作り上げる、ということと似ています。

お笑いを低レベルだと思ってる人は芸術作品のよさも理解できないのかな、と思ったりしますね。

 

・芸術系

歌番組など。素人の歌でも満足ならのど自慢やカラオケ大会的なものでもok。

上述のお笑いと同じくクリエイティブなものなので観てて楽しめる、嘘情報が入ってこないということでよいコンテンツです。

ただし、○○チャンピオンとか大袈裟な名前をつけた大会だったりは観てはいけないランキング3位のドキュメンタリー系(大会の内容がほぼヤラセ)に分類される番組の可能性もありその見極めは難しいが、嘘の情報は少量かつ実生活にほぼ影響ないので割と安心して観れる。

その中でも歌番組はヤラセ介入の余地があまりない(オフレコだったとしても結局本人たちが歌っている)ので芸術鑑賞的な意味で楽しめると思います。

例外として、歌手や芸術家にスポットを当てた密着取材やなにかで結果出すまでを追ったやつは完全にドキュメンタリー系に分類されます。 

伝統工芸などの職人気質が強く出る芸術家なんかは間違った情報を発信したくない頑固な人が多いので歪曲報道率は低いと予想しているが、ギャラを貰って言わないことを言わされている人もいるので定かではない。

 

・ドラマ(サスペンスを除く)

上述のサスペンスを除いて、ドラマは観る価値があると思います。

他のテレビ番組にも脚本はあるのですが、フィクションということを予め視聴者側が認知している(脚本の存在、役者は芝居をしていること理解している)、という違いがあります。

ドキュメンタリーと違ってフィクションであることが頭悪い人にも予め前提条件として認識されているため間違った情報として刷り込まれない、というのがポイント。

ただし、ドラマのストーリーはご都合主義な展開が多いので内容について深く考えてはいけません。

昔は内容のいいドラマがそこそこあったんですが、今は報道規制が厳しくなったからか内容の薄い、プロモーションの段階で見る気が起きないものが増えましたね。

ドラマというのは役者が脚本通りに動いているお芝居ですので、役者の演技力だったり、どんな演出で臨場感を出すのか、という芸術的な部分に注目して観るのが個人的には最も楽しめると思っています。

 

 

以上、テレビについての自論でした。